組合員の仕事と暮らしを全方位から支えるミニ総合商社
漁協の業務と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。「魚市場で働いている」、「新商品が出たときインタビューに答える」、「鮭まつりを企画する」。すべて正解ですが、それらは漁協の仕事の一部に過ぎません。漁協の業務は多岐にわたり、「総合商社」や「小さな町」と喩えられることもあります。種苗の買付けから保険業務、給油所の経営など、各課の担当業務は広範囲。組合員が漁業をする環境を整え、安心して日々の暮らしを営めるよう、全方位からサポートするのが漁協の役割です。
総務課
General affairs dept.
漁協全体を見渡し、各課の業務遂行を支えるマルチプレイヤー
経理や事務など、各課が専門的な業務を担うことができるようサポートする仕事。また、組合員が必要な作業環境の提供(作業場・船揚場等の共同利用施設を貸し出す利用業務)なども行います。(職員数2名)
- 事務全般
- 施設管理
- 経理
- 利用業務
購買課
Purchasing dept.
漁業に必要な資材や種苗を仕入れ、組合員に提供するバイヤー
組合員が漁をする際に必要な資材を調達し、提供する仕事。ロープなどの漁具だけでなく、カキやホタテ等の種苗も仕入れます。また、給油所の経営も購買課の業務です。(職員数3名)
- 各種資材の調達・提供
- カキ・ホタテ等種苗の仕入れ・供給
- 給油所の経営
販売課
Sales dept.
水揚げされた生産物を販売し、組合員の収入を支える営業マン
漁業者が生産した魚介類を売る仕事。現場では集出荷の作業、オフィスでは精算業務を担いつつ、県外にも出向いて販路の拡大に努めます。組合員の収入を決める大切な仕事です。(職員数5名)
- 集出荷業務
- 伝票管理など精算業務
- 新規販路の開拓業務
定置事業課
Fixed-net fishing dept.
定置網を仕掛けて水揚げし、漁協の利益を生むフィッシャーマン
組合が独自で経営する定置網を2ヵ統操業し(1カ統は重茂漁協と共同経営)、季節の魚を水揚げする業務。漁協にとって、+αの利益を生み出す仕事です。(職員数2名+乗組員19名)
- 定置網漁業
ふ化事業課
Hatching dept.
サケの採卵からふ化、稚魚の放流までを担うプロデューサー
山田町内の織笠川で、サケ親魚の採捕を行い、町内2カ所のふ化場で、サケの採卵、ふ化、中間育成を経て稚魚の放流までを行う業務。(職員数2名)
- サケのふ化放流全般業務
指導課
Fisheries guidance dept.
組合員に寄り添い、安心して生活する基盤を整えるサポーター
漁業をする上で必要な許可・登録手続きや生命保険を始めとする様々な保険・共済、漁業権や漁場の管理業務を担います。ウニやアワビの口開け期、保険の切替え期は多忙を極めます。漁業者にとって最も身近な課。(職員数4名)
- 各種保険、共済関連業務
- 漁業権、漁場管理
- 漁業者への経営指導
- 新規事業の企画